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上ブタを外すとバンブルビーが並んだ基板が見えます。前から向かって右に４個並んでいるバンブルビーがこの0.22μFになります。これもマランツ７ではブラックビューティに交換されているのが普通です。交換されていなくとも容量抜け、もしくはリークしているものが多いです。
《 ポイント 》
ブラックビューティーはあまり音が良くないことをお見知りおき下さい。
バンブルビーのリークがあるということでブラックビューティーに交換されて音がより悪くなりリークしているバンブルビーに戻される方が多いです。たとえリークしていてもバンブルビーの方が音が良いようです。

上ブタを外し中央の基盤の前から向かって左側に２つ付いているバンブルビーです。フォノイコで使用されるバンブルビーになります。フォノイコが調子悪い場合はこれを疑ってみましょう。マランツ７のフォノイコは本当に優秀です。EMTのプレーヤーを使用されている方でEMTのフォノイコよりマランツのフォノイコの方が音が良いと言われる方も多いです。

上蓋を開け中央にある基盤のちょうど真ん中あたりに２個のこのバンブルビーが使用されています。マランツ７では向かって右から0.22μFが４個、次に０．４７が２個、次に電解コンデンサーが１個、0.01μFのバンブルビー、電解コンデンサーが２個、0.01μFのバンブルビーが１個、最後に電解コンデンサーという順に並んでいます。合計でバンブルビーが８個、スプラグの電解コンデンサーが４個で総合計で12個が並んでいますよ。１個でもバンブルビー以外のコンデンサーが使用されていると音が鋭くなり耳につく音になります。本来のマランツ７の生々しい柔らかな音はバンブルビーでなくてはならないようです。参考までに７の内部の写真を見てください。

マランツ７の真空管を差し込んでいる台は３箇所の固定サスペンションでシャーシーに固定されています。このサスペンションは金属のネジがゴムを挟む形で作られていますが古くなるとこのゴムが固まり金属部が離れてしまいます。結果、真空管を差し込む台座がグラグラになりシャーシーから離れてカタカタ音がしだします。海外から送られてくるマランツ７はほとんどこの状態のものが多いです。ご自分でも交換できると思いますので挑戦してみたらいかがでしょうか。

マランツ７の音の良さの１つの重要な部品になります。セレンは製造過程で水銀が出るということで世界的に製造中止になっています。
マランツ７用のセレンはそういう事情で入手が困難になっています。私どもの扱いますマランツ７用のセレンは残り少ない６０年当時製作された残り少ないセレンをマランツ７用にカットして製作されたレプリカになります。音はレプリカと言いましてもれっきとしたオリジナルのセレンと変わらないことは確認いたしておりますのでご安心ください。この数少ないマランツ７用のレプリカも数少なくなりましたのでお早めのご用意をした方がいいと思われます。このレプリカマランツ７用セレンがなくなりますともう何処でも手に入れられなくなりますのでご注意ください。私どもがアメリカの部品メーカーに製作を依頼し、共同で200セットほど制作したものになります。残りが少なくなってまいりました。

クラロスタット製のバランスボリュームです。純正ボリュームではありませんが正真正銘の60年代のクラロスタット製です。Made in USA のロゴが書いてあります。当社ではマランツ７の交換バランスボリュームとして使用していますが音質でオリジナルと相違はありません。使用感もそのままで外観が少し純正クラロスラットは変わりますが安心してリプレース部品としてご使用いただけます。

マランツ７純正のクラロスタットメインボリュームは永久的な欠品状態となりますのでこれが故障をしますと新しくマランツの中古を探してボリューム取り外し交換するしかありません。マランツ７の専門店としておすすめのリプレースはA＆Bのデュアル500kΩを推奨しています。このボリュームさえなかなか見つからないのが現状です。私どもはこのA＆Bをマランツ７の推奨ボリュームとして採用致しており、この在庫はかなりの数あります。マランツ７の音の大きな要素の一つとして大きく取り上げられるクラロスタットですが、A＆Bもなかなかのものですよ。A&Bがいいと言われる方もいらっしゃるくらいです。万が一の時はお試しあれ。

DAKAの茶ノブで超レア品です。マランツ７初期に採用されたものですが初期後半からは黒ノブに変更されました。どこを探しても売ってないものです。ノブの後ろにDAKAのロゴが入っている物が本物ですが偽物が多数出回っていますのでご注意ください。

DAKAの黒ノブですが此方もあまり見なくなりましたね。初期後半からは黒ノブが使用されるようになりました。

マランツ７の中央に取り付けられている豆電球のことです。これが切れると電源オン、オフがわからなくなります。この豆球は案外切れやすいので手持ちサポート部品としてお持ちでいらっしゃった方がいいかもしれません。マランツ７の上蓋を外して、ご自身で簡単に交換できます。

マランツ７の中央の基盤に使用されるスプラグの電解コンデンサ－４個セットです。　　中央基盤にはバンブルビーが８個使用されているので、この４個と合わせてすべてで12個のコンデンサーが並んでいることになります。

マランツ７の左サイドは４個のボリュームつまみ大が配置されます。右サイドには４個のボリュームつまみ小が配置されます。超初期版はつまみのエッジ部は丸みを帯びていますのですぐにわかります。シリアルが３桁大になりますとエッジが立った仕様に変わってまいります。